2008年 07月 09日
形見のロレックス
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昨年亡くなった父親が20代前半に知り合いから買ったロレックス。
僕が大学を卒業して間もない頃に無理やり父親から貰った時計。
当時から父親は冗談とも本気ともとれるような口調で、
「本物かどうか解らんから、メンテとかに出すのはよう考えてからにせぇよ。」
と言っていました。
腕時計をしなかった僕も最近、はめるようになり、父のロレックスをして一日の大半を過ごすようになりました。
そうしていると気になり出したのが、文字盤のシミ、ガラスの細かい傷やヒビ。
父が独身の時にてにいれたと言っていたので、少なくとも40年は経っている年代物の時計。
せっかく時間も遅れずにきっちり動いてくれているので、思いきってオーバーホールに出すことにしました。
で、訪れたのが心斎橋のロレックスサービスセンター。
受付のお上品な女性にオーバーホールをお願いすると、
「簡単な見積りをしますので、少しお待ち下さい。」とのこと。
待つこと数分。
被告人が判決を待つような息苦しい時間。
「お待たせいたしました。」
と判決を読み上げる声。
by tenten1119
| 2008-07-09 05:15
| 携帯より